講座・教材選びの基礎知識
レベルに合った教材を選ぼう
英会話教材というのは、それぞれ対象者がおのずと限定されます。
初心者が使いやすいものは、上級者には簡単すぎでしょうし、上級者が役にたつと思う教材は初心者には、まず使いこなせないでしょう。自分のレベルに合った教材を選ぶことが大切です。
日本人の英語学習者の場合、リーディングとリスニングの間には、能力に深い溝があります。
ネイティブも知らないような単語を操り、巧みに論文を書き上げるような人が、会話となると相手が何を言っているのか、さっぱり聴き取れないこともあります。
書き言葉と話し言葉はそれぞれ違う2つの言語なんだぐらいに考えていたほうが無難です。
一概にこうとはいえませんが、少し分からないところがある教材をオススメします。そのぐらいのレベルのものが実力を伸ばすのには適しているからです。
自分のレベルより低いものは実力をつける上では、あまり役に立ちません。一方で、自分のレベル以上のモノは、難しすぎて頭に入りませんし、モチベーションを維持するのも厳しいです。
全体の8割程度が理解出来る教材がベストだと思います。その教材を完全に理解出来るようになったら、また8割程度が理解出来る教材をみつけて、それで勉強するというやり方を継続すれば、無理なくレベルアップすることが出来るでしょう。
一つの教材・分野を集中的に学習するより、力を注ぐ「主教材」と補助的に使う「副教材」の二つを並行的に学習すると相乗効果で、学習効率が良くなります。また複数の教材を使い分けることで飽きることも防げます。